産毛脱毛のリスク&メリット!保険適用の可能性も?!

産毛脱毛のリスク&メリット!保険適用の可能性も?!

産毛について

私たちの身体には全身に無数の産毛が生えていますが、そもそも産毛にはどんな役割があるのでしょうか。昨今では顔や背中といった産毛の脱毛も人気が高く、浸透しつつあります。ここでは産毛は本当に必要なのか、脱毛しても問題ないのか、産毛のちょっとした疑問について詳しく紹介していきます。

また、産毛の処理方法については、こちらでおすすめのエステサロンやクリニック等詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてください。(産毛におすすめの処理法や、クリニック、サロンを見る!

産毛の役割

一見不必要に見える産毛ですが、実は私たちが赤ちゃん(母親の胎内にいる)の頃に産毛はたくさん生えています。これは「胎毛」と呼ばれ、母親のお腹の中で胎児の肌を守るための重要な役割を担っています。胎児の肌はとても弱く、胎脂とよばれる脂によって羊水などの刺激から保護されています。胎毛は、この胎脂をお肌の表面に絡め、身体から離れないようにする役割があるのです。

胎毛は妊娠後期にさしかかると徐々に減っていきますが、生まれた後にもたくさん残っている場合があります。生まれたばかりの赤ちゃんに産毛がたくさん生えているのは珍しいことではなく、着替えや寝返りなど日々の生活の中で徐々に抜け落ち、薄くなっていく為心配する必要はありません。もちろん父親や母親の遺伝などにより多少の濃い薄いはありますが、間違っても除毛剤やシェーバーなどでの処理は厳禁です。

大人になったら産毛は必要?

結論から言うと、大人になっても残っている顔や指などの産毛は処理してしまっても問題はありません。通常、赤ちゃんに生えている産毛は成長とともに抜けていきますが、その中で残った産毛や、むしろ濃くなってしまった産毛は、遺伝や、ホルモンの影響を受けていることが考えられます。

もともと体毛は、外気温の変化や風、ほこり、目に見えない空気中の浮遊物などからお肌を守るために生えています。また、毛に何か触れると、いち早くモノの当たる感覚を感じることもできますよね。大昔は人間も全身を毛で覆われており、自然界で生活するには命を守るために、これらの役割を担う「体毛」は欠かせませんでした。

しかし今となっては違います。衣服を着たり、雨風を凌げる屋内で生活するようになったため、外部からの刺激も減り、全身の毛は退化して産毛として残るだけになりました。さらにスキンケアや紫外線対策も豊富な選択肢で行えるようになり、お肌を守る為の毛が無くても保湿や保護をできるようになりました。そんな環境の変化から現在では産毛処理はメリットの方が多く、徐々に人気が高まっています

産毛=無性毛

人の身体に生えている毛は、「性毛」「無性毛」に分けられます。性毛とは、性ホルモンの影響を受けて、第2次性徴期に生えてくる毛のことをさします。陰毛、脇毛、胸毛、すね毛などがこれに当たります。その一方で無性毛とは、ホルモンに関係なく生える、髪の毛、眉毛、まつ毛などで、産毛もこれに含まれます。また、性毛はさらに「男性毛」と「両性毛」に分けられます。

・男性毛=髭、胸毛、指、へそまわり(陰部の上)、背中
・両性毛=脇毛、陰毛

なんとなく察しがつくとは思いますが、男性毛とは男性に生える特有の毛で、両性毛とは第2次性徴期に男女ともに生えてくる毛、ということになります。また、女性でも背中や口周りなどの濃い産毛に悩まされている方も意外と少なくありません。生まれつきの濃い産毛の方はもちろん、気が付くと濃くなっていた、ということもあるようです。これらの部位の毛は、男性ホルモンの影響を受けると言われています。

お手入れに適したタイミング

産毛に限ったことではありませんが、お手入れにも適したタイミングがあります。特にカミソリなどでの処理は夜の入浴後や、蒸しタオルなどで肌をあたためてからの処理がオススメです。お手入れ後はしっかり保湿ケアをしてあげましょう。

また、毛の処理は夜(寝る前)に処理しておくことで、処理後に睡眠をとり肌を休めてあげることができます。特に注意したい点は、処理したあとすぐに紫外線を浴びることなどで、肌への負担が増えるので、できるだけ朝は避けたいところです。

ワックスや家庭用脱毛器を使用する場合は、お肌の炎症を避けるために処理後の入浴(特に湯船に浸かる)などを控えるのが良いとされています。脱毛後はシャワーで済ませるなどしましょう。

除毛クリームは使用後に洗い流して処理することも多く、お風呂で使うと楽に脱毛できます。先に体を綺麗にしておくことでクリームの密着度が上がり、より仕上がりがきれいになると言われています。ただし、クリームを塗る際は水気を綺麗にふき取っておくことがポイントです。

産毛を処理するメリット、デメリット

産毛を処理すると化粧乗りが良くなる、という話はよくききますよね。実は産毛を処理するメリットは他にもたくさん>あります。サロンやクリニックの脱毛でもなかなか効果を得られにくい産毛の脱毛だからこそ、処理するメリット、デメリット、注意点やおすすめの方法など是非チェックしてみてください。

産毛を無くすメリット

1.肌触りが良くなる

顔や手足の指、背中、うなじなど、実際に産毛を処理するととてもなめらかな触り心地になります。肌のザラザラ感、ひっかかり等がなくなり、肌着や洋服の着心地までも滑らかになります。

2.肌のトーンが明るくなる

なんとなく肌がくすんで見える、暗く見えることはありませんか?産毛がなくなると肌表面が表に出る為、全体的にワントーン明るくなります。また毛穴の黒ずみやくすみが消えて見た目も綺麗に仕上がります。

3.毛穴が引き締まる

見た目、触り心地の他にも、産毛を脱毛してしまうことで毛穴が小さくなり、目立たなくなります。メイクをした状態も綺麗になりますが、何よりスッピンにも自信が持てるようになりそうです。

4.化粧のりがよくなる

産毛の中でも、特に顔の産毛を処理すると、ファンデーションが毛につかず肌に密着して化粧乗りがUPします。さらに肌の凹凸がなくなることで、光を受けると反射して陶器のようななめらかな艶肌に仕上げることができます。

5.スキンケア用品を効果的に使える

顔や身体の産毛を処理すると、化粧水やローションなどの吸収、浸透が良くなり、ふっくらとした綺麗な肌へと導くことが可能です。質の良いスキンケアは、結果仕上げたメイクの化粧崩れを防ぐなど、メイク持ちの面でもメリットがあります。

産毛を無くすデメリット

1.産毛は全身に生えているため処理しづらい

産毛は敏感なお顔周りや背中などの広範囲にも生えており、処理法を誤ると肌への負担が大きく危険です。炎症、黒ずみ、赤いポツポツなどの原因となることも。処理の仕方には注意が必要です。

2.処理には時間と手間がかかる

レーザーやフラッシュ脱毛の場合、通常の毛に比べると色素の薄い産毛処理の効果が出るまでには時間がかかってしまいます。

3.産毛処理はムラになりやすい

産毛は色が薄く、軟毛です。そのため綺麗に処理したつもりでも、後になって剃り残しやムラができていることに気付くことが多々あります。確実なのはクリニックやサロンでプロにお願いしてしまうことです。

4.お肌がダメージを受けやすくなる

処理する際の肌への負担はもちろんですが、産毛を無くすと、肌が露出することになります。空気中のちりやほこり、病原菌や紫外線などは無防備な肌にダメージを与えます。日頃から保湿ケアや紫外線ケアを行い、睡眠や栄養をしっかりとる事も大切です。

5.脱毛が逆効果になる可能性がある

レーザー脱毛やフラッシュ脱毛では、ごく稀に「硬毛化」「多毛化」と呼ばれる現象が起こることがあります。これは施術前に比べて毛質が太く濃くなったり、毛が増える、または増えたと感じることです。原因は不明ですが、軟毛で色素の薄い毛=産毛で起きやすいと言われています。

 

産毛の処理には様々なメリット、デメリットがありますが、何より知っておくことが大切です。また、産毛は他の部位のしっかりとした毛とは違い、色素が薄く軟毛であるため、クリニックやサロン、家庭用脱毛機での施術でも効果を得られるのに比較的時間がかかってしまう傾向にあります。その分金銭的な負担も増えるので、メリット、デメリットを考慮したうえで処理方法を考えていきましょう。

産毛におすすめの処理法や、クリニック、サロンを見る!

脱毛が保険適用になる可能性について

産毛が濃くなって来たと感じたら…

産毛が異常に濃い、突然毛量が増えた?と感じたらそれは「多毛症」かもしれません。

多毛症の主な原因は体質的なものやホルモンバランス等が挙げられ、口のまわり(ヒゲ)や、スネなど、男性と同じような箇所が濃くなる人が多いと言われています。女性の場合月経の乱れなどを併発することもあり、あまりに気になる場合は無理な自己処理は控え皮膚科などで根本となる原因を突き止めることも大切です。

多毛症の原因となり得るもの
・副腎
・下垂体
・卵巣
・甲状腺
・服用しているお薬の副作用 etc…

多毛症の原因は様々ですが、これらの機能異常である可能性もあります。血液検査等を行い多毛症と診断されると飲み薬の他、レーザー脱毛なども保険適用になります。気になる方は一人で抱え込まず、是非医療機関を受診してくださいね。

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MIKI

美容系サロンが豊富な街、福岡出身の管理人が、皆んなが知りたい脱毛に関する悩みや疑問について様々な情報をお届けしたいと思います。サロンやクリニックに行っても教えてもらえない脱毛のあれこれを、個人の見解も含めつつばんばんお伝えして行こうと思いますので、まずはゆる〜く、是非見ちゃり〜♪