脱毛効果のチェックをしよう
あなたは今の脱毛法で満足な結果を得られていますか?脱毛を続けて行く上で「今の方法で続けていいのか」「いまいち効果を実感できない」と不安に思う方は沢山いるようです。「効果の出方には個人差がある」という便利な表現で片付けられがちですが、一度正しく脱毛効果をチェックして、性格などの相性も含め自分に合っている脱毛法なのか見直してみてください。
脱毛効果を見極めるチェック項目 ・1回の施術で効果を見極めようとしていないか ・目安となる施術後の毛の抜け方を知っておく ・効果を感じられない部位は、産毛やヒゲ、陰毛ではないか ・効果が出ないと勘違いしやすい機種(脱毛法)がある ・その他脱毛中のNG行為を行っていないか
1.1回の施術で効果を見極めようとしていないか
クリニックやエステサロンで初めての脱毛を行ったが、全然効果が現れない!と嘆くのは早すぎます。たいていの場合1度脱毛しただけでは一時的に抜けたとしても、しばらく経つとほぼ元通り、と言っても過言ではありません。 レーザー脱毛は、他の脱毛法に比べると確実に早い段階で効果を得ることができる脱毛法ですが、それでも目安としては、2~3回ほど施術を行って減ってきたな、と実感するくらいです。最低でも5、6回くらい(人によっては8回ほど)の施術でほぼ綺麗な素肌を手に入れることができます。これは期間にすると1年半ほどになります。サロンの場合では3~4回施術を行ってもあまり変化を感じないことも多く、5、6回の施術で毛量が減って手入れが楽になってきた、と感じることができ、つるつるにするには十数回以上の施術回数が必要になることも多々あります。こちらは期間にして1年半~2年ほどになります。家庭用脱毛機でもほぼ変わりません。クリニックにしてもサロンにしても、1度の施術で完全脱毛、というのは不可能と言えます。
2.目安となる施術後の毛の抜け方を知っておく
クリニックでもエステサロンでも、一般的には施術を行って10日前後でポロポロと毛が抜け始めます。3週間以上たっても半分ちかく残っている、といった場合は、発毛組織へのダメージ不足かもしれません。サロンでの施術の場合は7~8割くらい抜けているのであれば、そのまま脱毛を続けて問題はありません。クリニックでの脱毛であれば、生えている毛はほぼ抜け落ちて一時的になくなるのが普通ですが、8~9割抜けているのであればそれほど気にしなくて良いでしょう。 ただし、1部だけ固まって毛が残っているのであれば、その部分は照射漏れの可能性が高いと言えます。この場合は通っているクリニックやサロンに言えば、多くの場合は無料で対応してくれます。また、照射漏れは施術を行ってくれる担当者さんの腕によって左右されます。全体的に毛の抜け方が少ないようであれば、担当者に出力を上げてもらうよう相談をしたり、別機種を扱う店舗を考えてもいいかもしれません。
<次のようなことに心当たりはありませんか?>
・肌荒れしている
お肌に傷(傷跡)があったり、水分量が少ない等状態が良くない場合も出力を下げたり、その場所を避けて施術することがあります。
・もともと肌の色が濃い、日焼けしている
日焼けした肌の色や、施術の直近の日焼けでは、施術NGや、出力を落として施術している場合があります。
3.効果を感じられない部位は、産毛や陰毛ではないか
あなたがいまいち効果を実感できないと感じているのは、どこの部位でしょうか?女性の場合フェイスラインやうなじなどの産毛に関しては、思うように効果が出ないことも多く、他の色素の濃い毛に比べると脱毛にはとても時間がかかります。これは脱毛法が間違っているのではなく、ごく当たり前のことです。通常の倍ほどの施術回数や期間を要することもあり、クリニックであれば5回前後、サロンであれば8回前後で減ってきた感じがあれば問題はないでしょう。また、産毛は硬毛化、多毛化するケースもあります。これはレーザーやフラッシュの刺激によって産毛が減るどころか、よりしっかりした毛質になってしまったり、増えたように感じることです。
また、陰部の毛に関しては、脱毛に時間がかかってしまう理由の1つに毛周期が絡んでいます。陰部の毛は休止期が1年ほどあり、他の部位に比べると非常に長いのが特徴です。通常レーザー脱毛やフラッシュ脱毛では、成長期の毛に対して効果を発揮するため、休止期が長い部位の毛の処理にはそれなりの時間がかかってしまうと言えます。また、毛自体は色も濃く光エネルギーをよく吸収しますが、毛根部分は他の部位より少し深い位置にあるため、効果を実感しにくい場合があります。
4.効果が出ないと勘違いしやすい機種(脱毛法)がある
脱毛効果の出方は、クリニックやサロンで使われる機種によって多少の違いがあります。効果が出ていないと勘違いしてしまいやすい=比較的緩やかに効果を発揮していく脱毛法をいくつか挙げてみました。なかなか効果を実感できない、という方は是非チェックしてみてくださいね。
バルジ式(蓄熱式)の場合
バルジ式を導入している主なクリニック リゼクリニック、中央クリニック、湘南美容クリニック、レジーナクリニック、ゴリラクリニック
バルジ式の脱毛法で有名な機種は、メディオスターやHAYABUSA、ソプラノアイス等です。バルジ法では通常のレーザー脱毛と違って、毛根部分をターゲットとはしておらず、発毛を促すバルジと呼ばれる領域を狙って脱毛します。通常のレーザー脱毛のように、生えている毛(色素)を伝って毛根を破壊すればポロポロと毛は抜けますが、バルジ法では毛根を破壊する方法ではないので、分かりやすく抜ける感覚は少ないと言えます。
SSC方式の場合
SSC方式を導入している主なエステサロン ミュゼ、脱毛ラボ、コロリー
SSC脱毛はフラッシュ脱毛の1種です。フラッシュ脱毛というと、一般的には「IPL方式=毛の色素に光エネルギーを吸収させ、毛根部分にダメージを与える」という考え方が一般的。ところがSSC方式の場合は、ジェルに含まれる抑毛効果のあるカプセルを光(フラッシュ)で溶かし、毛穴に抑毛成分を浸透させる脱毛法です。 簡単に言えばSSC方式=「抑毛効果を得る」方法となります。 結果的にはどちらの方法でも脱毛できますが、IPL方式の脱毛機種よりも若干効果が分かりにくいとも言われています。 ※詳しくは「フラッシュ脱毛」を参照
ハイパースキン法の場合
ハイパースキン法を導入している主なエステサロン ディオーネ、KAREN
ハイパースキン法とは、ハイパースキンカレンという脱毛機で行う脱毛法です。この脱毛法で有名なディオーネの他、脱毛器メーカーの直営サロン「KAREN」があります。休止期に入っている毛穴(まだ毛が生えていない状態)の中の、発毛因子に対して特殊な光でダメージを与える脱毛法です。この方法では、もともと毛が生えていない部分に作用するため、施術後に毛が抜けるなどの効果を実感しづらく、効果が出ていないと感じてしまうことも多いようです。またお肌への負担が少なく、短期間で施術をしていくことが可能であるため、施術の数の割には毛が減らない、と感じる方も多いようです。
SHR・THR方式の場合
SHR・THR方式を導入している主なエステサロン ストラッシュ、恋肌、ラココ
SHR・THR方式は、医療用ではバルジ式・蓄熱式などと呼ばれている同じような原理の脱毛法です。今生えている毛の色素に反応するというよりは、バルジ領域を含む毛包全体に作用する脱毛法であるため、分かりやすく毛が抜ける脱毛法ではありません。しかし痛みやお肌への負担は少なく、約2週間間隔など短期間での施術が可能なので、脱毛完了までは比較的早いと言われています。6~7回の施術で効果が分かるようになれば特に問題はなく、最終的にはエステサロンでの脱毛法の中でも特に短期間で効果を得ることができる脱毛法です。
5.その他脱毛中のNG行為
毛を抜かない
何度も施術を繰り返しているのに、効果があまり出ない、という方。ムダ毛が気になるからと毛抜き処理を行っていませんか?脱毛期間中に毛抜き処理を行うと、毛周期が狂ってしまい、思うような効果を得られない事があります。毛抜きは使わず、シェーバーで処理するようにして、正しく脱毛効果をチェックしていきましょう。ワックスや脱毛テープ、除毛剤も厳禁です! ・できるだけ日焼けをしない
一般的なレーザー脱毛やフラッシュ脱毛では、お肌の色が濃いと出力を落として施術する場合があります。脱毛中はなるべく日焼けを避け、紫外線対策を行っておきましょう。
脱毛周期を乱さない
サロンやクリニックでは、2~3か月に1度の施術を行っていることが多く、低ダメージで効率的に脱毛を行うために「毛周期に合わせて脱毛」できるよう取り組んでいます。これを乱さないためにも次の脱毛の予約を計画的に取り、スケジュール通り実行していくことが大切です。特に人気のサロンやクリニックではキャンセルした後なかなか取れないということもあり、施術の周期が大幅に乱れないよう注意が必要です。行ったり行かなかったり、まだら脱毛ではなかなか効果は見込めません。
肌ケアを人任せにしない
クリニックやサロンでは、保湿やクーリングでお肌をケアしながら施術をしてくれます。しかし脱毛期間中は自宅ケアがとっても大事。脱毛法や施術自体も大切ですが、日ごろの肌ケアで潤いある健康肌を保っていれば痛みやダメージも少なく、いざ施術となった際に無駄に出力を落とす必要がなくなります。日ごろのケアをしっかり行っておくと、結果的により良い効果を早く実感することに繋がります。
MIKI
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