敏感肌・アトピーでも脱毛はできるの?
人よりも肌が弱いから…と脱毛を諦めていませんか?
自分での毛の処理に悩んだら、一度クリニックやエステサロンで相談してみましょう。クリニックはもちろん、多くのサロンでもクリニックと連携したり、カウンセリングを行うなどして可能であれば対処してくれます。自己処理によるお肌の負担を減らすことで、肌トラブルの悪循環から抜け出せると良いですよね!
しかし、ただやみくもにクリニックやサロンに問い合わせても「実際にカウンセリングを行って可能であれば…」と言われるのは目に見えています。わざわざ出向く手間もあるので、ポイントをしっかり押さえて少しでも脱毛できる可能性の高いところに、カウンセリング予約しておきましょう!
敏感肌・アトピーさん向け!エステサロン、クリニックの選び方
お肌の弱い方が気を付けるべきポイントは以下の通り。
・お肌に負担が少ない脱毛法をとっている
・月額制ではなく回数制のプランがある
・毛周期に左右されにくい脱毛法をとっている
これらの条件を満たした具体的なエステサロンやクリニックについては、後ほど実際にご紹介します!
お肌に優しい脱毛は大前提ですが、お肌の弱い方は良い状態や悪い状態を繰り返していることも多く、毛周期に合わせてコンスタントに脱毛することが難しい場合もあります。脱毛は本来、毛周期(毛の生え代わりのサイクル)に合わせて行うことが多く、あまりにスケジュールから外れると効果を得にくくなってしまうため、毛周期に左右されにくい脱毛法を採用しているところがGOODです。
また、脱毛に期間制限(○年脱毛し放題)などある場合も、お肌のコンディションによって見送ることもあるため十分な期間が取られているか注意が必要です。特に月額制プランはNG。お肌の調子によって脱毛できてもできなくても、毎月の一定料金はかかってしまいます…まとまった金額にはなりがちですが、できるだけ回数プランを選択しましょう。
最初に確認…敏感肌とアトピー性皮膚炎の違い
敏感肌とは、お肌のバリア機能が低下して、カサカサして赤みや痒み、ヒリつきを感じたり、ニキビや吹き出物ができたりする状態です。人によって様々なトラブル症状を抱えていることが多く、それらを総称して「敏感肌」と呼んでいます。
一方アトピー性皮膚炎とは、敏感肌と同じようにお肌のバリア機能が低く、アレルギー体質の方が発症する皮膚の病気です。アレルゲン(アレルギーの原因)となるのは化学物質やダニ、ハウスダストなどで、外部の刺激からお肌を守ろうとして強い免疫反応を示すためにこのような炎症が現れます。湿疹や痒みが軽くなったり重くなったりを繰り返しながら慢性的に続き、我慢できずに掻いてしまうと症状はますます悪化します。
・敏感肌(季節によって症状が出る、スキンケア用品使用時にしみる、カサカサしている)
・アトピー(首や手足の関節部分など左右対称に出る、症状が慢性的に続く、皮膚が傷ついている)
エステサロンとクリニックだとどっちが良いの?
一般的に出力が低くお肌に優しいと言われているのはエステサロン。敏感肌でもアトピーでも、共通して言えるのはお肌のバリア機能が低下して水分量が減って、外部からの刺激によるダメージを大きく受けてしまう状態だと言えます。
そのため症状が落ち着いている状態敏感肌の方であればできるだけ負担のかからないエステサロンでカウンセリングの上脱毛することはオススメです。しかし症状の重い敏感肌、アトピー性皮膚炎などの場合は、医療従事者がいるクリニックでの脱毛を選択する方が良いでしょう。
エステサロンでは万が一トラブルが起こってしまった場合、提携しているクリニックなどでの診察しか行うことができません。そもそも少しでもお肌の状態が良くない場合は、事前にトラブルを防ぐためお断りするエステサロンが多いとも言えます。その点クリニックであれば、医師の診察やカウンセリングの上、お肌の状態を見ながら脱毛できる可能性もあります。
また、アトピーだけれど痛みや刺激の不安からエステサロンに行きたい…という場合は、主治医の許可を得ることができればエステサロンでの脱毛も可能となります。その際多くのエステサロンでは、お肌の状態のカウンセリングと主治医の許可の2つの項目をクリアして施術に入ります。
カウンセリングでは、お肌に赤みや異常がないかをチェックするため、状態が良くない場合は脱毛することができません。また部分的であればその場所を避けて脱毛するなどの対応をとることもあります。
お薬を使用している場合の脱毛は?
ステロイドは病院で処方されることも多いお薬ですよね。ステロイドを使っている皮膚は薄く、刺激に弱いため肌トラブルを起こす可能性が高く脱毛は難しいと言えます。
クリニックや主治医の判断にもなりますが、お薬は内服薬で1ヶ月、塗り薬で2週間以上を目安に服用をやめられる状態にしてからの脱毛と考えておくと良いと思います。
そのためにはお肌のコンディションを整えておくことが必要があり、炎症がひどい場合はなるべく炎症を抑える、落ち着いたらなるべく保湿を心がける、といったように上手く自分のお肌と向き合ってコントロールすることが大切です。また、免疫抑制薬などのお薬を使用している場合も必ず医師に相談、同意を得て、適切な対処を行ってから脱毛しましょう。
敏感肌・アトピーさんにおすすめのエステサロン
多くのエステサロンでは、通院しているクリニックの医師の確認をとった上で、お肌の状態が落ち着いていれば脱毛可能です。契約する時は脱毛プランに注意しましょう。「○年脱毛し放題」などの期間制限があるものではなく、「回数無制限(期間制限なし)」や「○回コース」といった回数制のプランを選択しましょう。これならお肌の状態に合わせて施術をお休みすることもでき安心です。
安心して脱毛できる主なサロン
エステサロンにもいろいろとありますが、ここでは極力お肌への負担を抑えたハイパースキン法や、SHR、THR方式と呼ばれる脱毛法のエステサロンをピックアップしました。アトピーの方によく見られる色素沈着箇所であっても、以下のエステサロンなら大丈夫。
※SHR方式とTHR方式はほぼ同じ原理の脱毛法です。
・ディオーネ【全国】
肌に優しく3歳~OK。顔も瞼、唇以外は全照射OK
アトピー、ニキビなどでも脱毛OKで人気のサロンです。痛みの心配もほとんどなく、小さなお子さんの脱毛も可能となっています。お肌に優しいので2週間~月1ほどの間隔で施術することができます。
・恋肌【全国】
とってもリーズナブルでお肌に優しい機種を導入しているエステサロンです。スピードパックプランという回数制のコースで「CLEAR/SP-ef(クリアエスピーエフ)」という脱毛機(THR方式)が使用され、痛みやお肌への負担を極力抑えた脱毛が可能です。全国にたくさん店舗があるので、お近くの店舗でこの脱毛機の導入・使用がOKか是非きいてみてくださいね!
・STLASSH【全国】
全身脱毛専門のサロンです。SHR(スーパーヘアリムーバル)脱毛という方式をとっており、1発で強い効果を狙うのではなく弱い光を連射することでダメージを抑えた施術ができます。敏感肌・日焼け肌・色素沈着などに対応できます。
エステサロンでは数種類の脱毛機を導入して使い分けていることがあります。契約前にお肌の状態を伝えて「どの脱毛機(どんな脱毛法)を使ってくれるのか」話し合うことも大切です。しっかりコミュニケーションをとって、最適な提案をしてもらいましょう。
エステ脱毛の注意点
脱毛をする際は、お肌の状態を整えておくことが大切です。敏感肌・アトピーの方は、毎度お手入れに入る前にお肌の状態をチェックし、脱毛を契約する前には必ず「テスト照射」をお願いしましょう。
また、ここでご紹介したエステサロンは、一般的なフラッシュ脱毛の中でも特にお肌に優しい脱毛法を採用しているため、他サロンとは脱毛効果の出方に違いがあります。具体的には、今生えている毛が抜けるというより、これから生えてくる毛を抑制するような脱毛法になるので、目に見えてポロポロ毛が抜け落ちるという感覚は少ないでしょう。
また、ステロイドなどを服用している場合は、肌トラブルを招く可能性が高く、施術を断るエステサロンがほとんどです。
脱毛できない場合について
アトピー、敏感肌の方で脱毛できない主なケースを挙げてみました。
・薬を服用していること(医師の同意があればOK)
・お肌の水分量が少なく、状態がよくない
・炎症がひどい
・肌に傷がある
・色素沈着してしまっている(ニードル脱毛はOK)
また、炎症が酷い場合はこれまで問題なく脱毛に通っていたとしても一時お休みすることや、肌に傷がある場合もその場所を避けて脱毛をすることがあります。敏感肌、アトピーの方に限らず、ケガをしている箇所や傷跡が残っている部分などはフラッシュが強く反応してしまい、火傷の危険性があるからです。
敏感肌・アトピーさんにおすすめのクリニック
敏感肌・アトピーの方でも、クリニックであればドクターの診察のもと、脱毛を行うことができます。クリニックでの脱毛の強みは、医療機関なので「万が一の際も迅速に対応できる」という点です。施術後も必要に応じてお薬を処方できるため安心して脱毛を行う事ができます。ステロイドを処方することもあるようですが、使うことに抵抗がある方は伝えておけば無理に使用せず、施術後のクールダウンをしっかりめに行うなどの対応をしてくれるようです。
クリニックの場合も脱毛プランは「○年脱毛し放題」期間制よりも「回数無制限」や「○回コース」といった回数制のプランを選択しましょう。敏感肌、アトピーの方は、お肌の状態によって施術をお休みすることもあるためです。
アトピー・敏感肌でも安心して脱毛できる主なクリニック
レーザー脱毛にも種類があり、敏感肌、アトピーの方は比較的肌への負担が少ない「ダイオードレーザー」や、さらに痛みや刺激を抑えた蓄熱式(バルジ法)の脱毛機を取り扱っているクリニックがオススメです。
・中央クリニック【全国】
中央クリニックは親身になって相談にのってくれるととても評判の良いクリニックで、お肌の弱い方でも安心。脱毛機に関しても蓄熱式の「メディオスター」という機種を導入しており、色素沈着箇所も対応可能です。この脱毛法では弱いエネルギーを連射してダメージを与えるため、医療脱毛の中でも特にお肌への負担や痛みが軽いのが特徴です。
・アリシアクリニック【関東圏】
蓄熱式の脱毛機ほどではありませんが、レーザー脱毛の中では比較的お肌に優しいダイオードレーザーを使用しています。また、施術に使う備品は枕カバー、ガウンだけでなくベッドシーツやカミソリまで使い捨てを採用し、衛生管理を徹底しているようです。
・フェミークリニック【関東圏+大阪】
5種類もの脱毛機を取り揃え、あらゆる肌質に対応できるオーダーメイド脱毛を売りにしています。多くの機種を取り扱うクリニックでは、毛質や肌質への対応も広いため脱毛できる可能性も上がります。クリニックではじっくりカウンセリングしてみましょう。
クリニックでの脱毛も、数種類の脱毛機を導入して使い分けていることがあります。契約前にお肌の状態を伝えて「どの脱毛機(どんな脱毛法)を使ってくれるのか」話し合うことも大切です。しっかりコミュニケーションをとって、最適な提案をしてもらいましょう。
医療脱毛の注意点
クリニックでの脱毛も、エステサロンと同じようにお肌の状態を見てもらい、しっかりカウンセリングや診察を行った上で契約することが大切です。中にはドクターによるカウンセリングが別途料金となっていることもありますが、診察は必ず受けましょう。
クリニックのレーザーはエステサロンのフラッシュ脱毛よりも出力が高いため、施術前後は紫外線や熱いシャワーなど、外部からの刺激には十分気を付けましょう。
クリニック選びに迷った場合は、取り扱う機種やレーザーの種類が複数あるところを選ぶことをオススメします。お肌との相性を確かめたり、部位や肌質によって使い分けることが可能です。
また、「テスト照射」に関しては行ってくれるところがほとんどです。少しでも肌への異常を感じた場合は相談し、無理せず出力を落としてもらうなど対応してもらいましょう。
脱毛できない場合について
アトピー、敏感肌の方で脱毛できない主なケースを挙げてみました。
・薬を服用していること(医師の同意があればOK)
・お肌の水分量が少なく、状態がよくない
・炎症がひどい
・肌に傷がある
・色素沈着してしまっている(バルジ式であれば色素沈着した肌でも対応可能)
また、フラッシュ脱毛と同じく炎症が酷い場合はこれまで問題なく脱毛に通っていたとしても一時お休みすることや、肌に傷がある場合もその場所を避けて脱毛を行います。基本的にはレーザーもフラッシュも、色の濃い部分に反応してしまう性質があり、脱毛できない場合はほぼ同じです。
どうしたらいい?敏感肌・アトピーさんの自己処理について
敏感肌・アトピーでも、できれば自宅で手軽に脱毛したいですよね。
お肌が敏感な方や、アトピーの方は、ムダ毛の処理も人一倍お肌に気を遣わなければなりません。自宅でのムダ毛処理方法は様々ありますが、シャーバーはともかくカミソリやワックス、除毛剤などはお肌への刺激が強くNG。そんな中意外とおすすめなのは、家庭用脱毛器です。
家庭用脱毛機での自己処理のメリット
一般的な家庭用脱毛機の多くは、エステサロンと同じくフラッシュ脱毛機になりますが、中にはレーザー脱毛機もあります。
家庭用脱毛機のメリットは、自分で好きな時に、好きな箇所を脱毛していくことができることです。例えば今日はお肌の調子が良くないから少し先にしよう、逆に調子がいいからやってしまおう、など、予約やキャンセルの心配をせずに自分の肌のコンディションに合わせて脱毛できるのは有難いことですよね。また、近年では家庭用脱毛機も進化し、ほぼエステサロンと変わらないと言っても良いほど効果も上がりました。出力調整も自分で行うことができ、部位ごとのお肌の状態に合わせて調整することもできます。
家庭用脱毛器の選び方
昨今では家庭用脱毛器も様々な機種が出回っていますが、お肌が弱い方でも扱いやすく機能が豊富でおすすめなのは、やはり有名な「ケノン」です。約7万円と安い買い物ではありませんが、人気なだけあって価格の割にかなりの高性能です。
ポイントとしては、お肌のコンディションに合わせて細かな出力設定ができること、ジェルによるかぶれ等を防ぐためジェル不要であること、連射モードなどソフトな脱毛機能が使えることなどです。これらの機能が充実していればお肌が弱い方も安心して使えます。
ケノンの場合
・出力が10段階で調節できる
・通常ショットだけでなくお肌に優しい連射モードが搭載されている
・ジェル不要でジェルによる肌荒れがない
・照射可能なショット数が多く、脱毛に時間がかかっても安心
こう見てもトータルバランスが優れているので、家庭用脱毛器なら今のところケノン一択だと思います。また、他にも脱毛器はいくつかあるので、もし気になる方は「家庭用脱毛器」の記事を参考にしてくださいね!
家庭用脱毛機の注意点
家庭用脱毛機を使う上で気をつけたいポイントは、お肌をよく冷やして必ずテスト照射を行い、変化をみてから脱毛を行うことです。万が一お肌に合わないなどトラブルが発生した場合に備え、返品保障などを行っているものだと安心ですね。
また、クリニックであればお肌に異常があった場合には対応してもらえますが、自己処理はつい自分の判断で行いがちです。脱毛を始める場合や万が一の場合は皮膚科などかかりつけの病院の先生に診察してもらうなど、対処を怠らないうようにしましょう。
放っておくと色素沈着などを起こし、後々処理したくてもできない箇所になってしまいます。
脱毛できない場合について
家庭用脱毛器であっても、基本はエステサロン、クリニックと同じです。
・薬を服用していること(医師の同意があればOK)
・お肌の水分量が少なく、状態がよくない
・炎症がひどい
・肌に傷がある
自己処理する場合でも、お肌の調子が悪い時や肌に傷がある場合は、その時期や脱毛ヵ所を避けて脱毛を行います。基本的には家庭用脱毛機も色の濃い部分に反応してしまう性質があるため、クリニックやサロンと脱毛できない場合はほぼ同じです。
MIKI
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